About the Project: WEB MAGAZINE みちくさ便り 月の輪神事
Client: 島根県 安来市 商工観光課 Year: 2019~2020
Concept/ DIR/ Movie 越野貴義
Music: Marin Doi (UK)
月の輪神事
出雲國風土記によると674年に語臣猪麻呂(かたりのおみいまろ)の娘が中海を臨む毘売崎(ひめざき)の浜辺で遊んでいるところをワニ(鮫)に食い殺されてしまい、その後4日間かけてワニ(鮫)を退治しました。娘の魂を慰めるため、鉾(ほこ)に刺したワニ(鮫)が月の輪に見えたことが神事の起源とされています。江戸、元禄時代、安来に疫病が流行し、娘をないがしろにした報いと考えた人々は、神事を未来永劫続けていくので病気を鎮めてくれと願を掛けました。それから今日まで350年間絶やすことなく神事が行われ、毎年4日間、鉾の山車(だし)を先頭に華麗な行列で笛や太鼓の演奏をしながら街を練り歩きます。